合法的な移民、難民、不法移民を混同せずに冷静な議論を
ドイツは法律を改正し、高学歴・高技能移民を積極的に受け入れている
熊谷 徹
2026.05.06
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日本では参議院選挙前に、外国人受け入れについて激しい議論が行われた。海外で高技能・高学歴移民をめぐる競争が激化している今、日本の外国人受け入れをめぐる議論で合法的な移民と難民、不法移民を混同することは禁物だ。
日本では多くのメディアや政治家が、合法的な移民と難民または不法移民を混同している。 合法的な移民(legal immigrant)とは、滞在先の国の政府から滞在許可や労働許可を取得し、社会保険料や税金を納め、法律に違反せず、現地の価値観や習慣を尊重する移民だ。筆者が住むドイツは自国をカナダなどと同じ「移民国家」と定義しており、この国に住む外国人の大半は、合法的な移民だ。 難民(refugee)とは、戦争や政治的迫害から逃れて、亡命する外国人だ。難民はしばしば財産を持たずに逃げて来るので、当初は生活保護に頼らざるを得ない。